大人の発達障害

本日は、当院に時々問い合わせがある大人の発達障害と、幅広く一般的な種類をご紹介します。

発達障害は、生まれもった発達上の個性や特性があることで、
日常生活に支障をきたしている状態をいいます。
原因は脳の機能障害と考えられていますが、詳細は分かっていません。

これまで発達障害は子供に多くみられるもの誤解されていましたが、
大人になるまで見過ごされていることが少なくないことが分かってきました。

◎ 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
注意力に欠け、落ち着きがなく、時に衝動的な行動をとる。

◎ 自閉症スペクトラム障害(ASD)
社会性、対人スキルに欠ける。
上記には、自閉症、高機能自閉症(HFPDD)、アスペルガー症候群(AS)などを含む。

◎ 学習障害(LD)
読み書きなどの能力の中から、ある特定の学習能力だけ習得が困難である
画像の説明
大人の発達障害は日常生活の中で発達障害と認識されない場合が多く、
努力していても誤解され、本人や周囲の方々がつらい思いをすることや困った状況に陥ることがあります。

このような体験を積み重ね精神的につらくなると
他の精神疾患を併発してしまう恐れがあり、
二次的な問題にも繋がりかねません。

重要なことは、現段階の自分の個性や特性を知ることです。
実際にこの特性や個性を生かし社会で活躍している人は少なくありません。

もし、気になられることや不安に思われることがありましたら、お気軽にご受診ください。