統合失調症

本日のブログでは、統合失調症について紹介いたします。

統合失調症は、
自分の考えや感情、行動をまとめる脳の機能が低下してしまうことにより
様々な症状が現れる病気です。

約100人に1人が発症するといわれています。

統合失調症

◎ 原因

遺伝・性格・生活環境・ストレスなどの要因が絡み合い
脳内の神経伝達物質のバランスが崩れてしまうことが考えられていますが、
明確な原因は解明されていません。

◎ 症状

主な症状は3つに分類されます。

1つ目は、脳の働きの一部が活発になりすぎてしまうために起こる
幻覚、妄想などの症状です。

2つ目は、脳の働きの一部が低下することにより起こる
感情の動きや理解が難しくなったり、意欲が低下したりする症状です。

3つ目は、認知機能の障害により、
記憶・注意・判断などに支障がでてしまい
日常生活や社会活動に影響を与えます。

◎ 治療

薬物療法が主です。

薬物療法は、神経伝達物質のバランスを整えるためのお薬が使用され、
病気の症状を抑えます。

お薬は様々な種類があるため、
医師と相談しながら自分に合うお薬を見つけること、
きちんと用法通りに服用することが大切です。

また、患者さまの精神的なサポートも行われます。

不安に思われていることに対する解決方法を探っていきます。

その他、必要に応じて心理的な教育やリハビリテーションを行います。

統合失調症は、回復に向かうまでに時間がかかる疾患です。

焦らずゆっくりと治療を受けることが大切です。

そして、家族や周囲の方々の疾患への理解とサポートが欠かせないため、
ゆっくりと見守ってあげる必要があります。

その他、利用できる社会資源もあります。
気になる点などがございましたら、当院での診察時にお声かけください。