不眠症

不眠症とは「寝つけない」「夜中によく目が覚める」などの睡眠トラブルのために、昼間の日常生活に支障をきたす状態が続くことです。

不眠症の分類

不眠症は次のように分類されます。

  • なかなか寝つけない(入眠障害)
  • 夜中に目が覚める(中途覚醒)
  • 朝早く目が覚める(早朝覚醒)
  • ぐっすり眠った気がしない(熟眠障害)

「よく眠る」ことは心と体に重要です

睡眠は体や心の機能を保つのに重要な働きをしています。

  • 不眠が続くと疲れやすくなったり、不安やイライラ感が強くなったりします。
  • 体の免疫機構や防御機構も低下し、さまざまな病気が起こるきっかけになったり、病気を悪化させたりします。
    • 睡眠不足のとき、風邪をひきやすいのはこのためです。
  • ホルモン分泌のバランスが悪くなるため、血糖値が上がったり、血圧が高くなったりします。
    • 糖尿病や高血圧などの生活習慣病との関連が指摘されています。
  • 食欲を抑制するホルモンの分泌が減り、食欲を増進するホルモンの分泌がさかんになるため、太りやすくなることも分かっています。

現在、日本成人の5人に1人はなんらかの眠りに関する問題を抱えていると言われています。不眠症は決して珍しいことではなく、誰でもなる可能性のある病気です。
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